05  『古都春秋』


清水焼陶祖のひとり、尾形乾山の図柄をアレンジした作品。乾山の図柄を写し、流水とともに配置した。陶泉窯の特色である下絵付けの技法により、釉薬の下からやわらかな色彩が浮かび上がっている。
 

五条坂は清水焼発祥の地ということで、陶祖・乾山の図柄を写すことにしました。4枚の陶板に分けて制作したので、つなぎ目の部分の取り合い調整するのが難しかったです。下絵付けを用いた作品の特徴である“やさしい風合い”が上手く表れて

陶泉窯  Tosen-gama

 
・明治以降の老舗銘“陶泉”を以って“陶泉窯”と称して食器の生産を開始。
・陶器製のマホー瓶として“チャイナーマホー瓶”を開発し生産を開始。
・現代感覚にマッチした器づくりを目指し均窯釉、天目釉を開発。
・陶器業百年以上に亘る業績により、京都府知事表彰を受ける。